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2017-10
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映画制作者の男気

ジェリー・ブラッカイマープロデュース、トニー・スコット監督作品、「デジャヴ」をレンタル。作品は想像以上にハードSFで、世界観に伸るか反るかで評価が大きく別れそう。それでも俺は大いに感動したぞ。映画人の姿勢として。

この映画、ニューオリンズが舞台で、ロケもちゃんとニューオリンズでしている。ニューオリンズといえば、ハリケーン・カトリナで壊滅的被害のあった街だ。そこに「ハリウッド超大作」を撮りに行ったというのは、プロデューサー、監督、主演のデンゼル・ワシントンの男気以外のナニモノでもない。

アメリカの地方都市や田舎町は「ハリウッド超大作」が撮影に来てくれるのを大歓迎する。何十億、何百億で制作される映画の撮影隊が来れば、ローカルハイヤーと呼ばれる現地採用のクルーが大勢雇われ、人が潤う。クルーの宿泊や飲食で現地の外食産業も潤う。大勢の人間を移動させるので車両会社が潤う。さらに映画撮影された場所っていうことになれば、作品の公開後に観光名所になる可能性もある。つまり億単位の金が街に落とされる。

俺も東映映画のアメリカプロデュースをしたときに、バージニア州のリッチモンドという田舎町にロケハンに行ったんだけど、ローカルクルーの人件費の高さにびっくりした覚えがある。それは、ちょうど俺らが行った前年にスピルバーグ監督の「宇宙戦争」がリッチモンドで撮影されてローカルクルーがみんな「ハリウッド超大作」の値段で雇われたからだった。「ハリウッド超大作」はその街の映画産業のスタンダードまで変えてしまうのねーと思った。

ということで「デジャヴ」は、災害被害地に「寄付」ではなく「仕事」を持って行ったというハリウッド流男気の映画。ジェリー・ブラッカイマー、トニー・スコット、デンゼル・ワシントン、やるなー。

ちなみにこの映画のラスト、「ニューオリンズの人々に捧ぐ」とクレジットが出る。
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